その採用遅れてない?!トレンドをキャッチし適切な採用をしよう

2023.12.04

目まぐるしく変化する社会情勢、採用活動も例外ではなく常にトレンドは変化するものです。
同じ手法でやっていても良い人材は確保できません。

去年まではこの方法で採用活動は順調だったのに急に応募が来なくなっただとか、採用担当者の異動や退職に伴ってやり方が大きく変わり、その成果も変わってしまっただとか様々な要因で上手くいかなくなるものです。

ではそういった状況になった時、またはなりそうな時に何をすれば自社の採用を成功に導けるのか。
採用トレンドをキャッチし他社と差をつけるポイントを解説していきましょう。

~採用トレンドが変化していく背景~

現在の有効求人倍率は1.28倍

→厚生労働省によると、令和4年(2022年)平均の有効求人倍率は前年より0.15ポイント上昇し、1.28倍とのこと。

平成29年(2017年)から令和元年(2019年)までの有効求人倍率が、1.50倍から1.60倍前後で推移していたことを踏まえるとまだまだ水準は低いですが景気は徐々に回復していくとみられ、それに伴い有効求人倍率も上昇していくでしょう。

オンラインの増加

→コロナの影響で一気に色々なことのオンライン化が進み、
採用活動においてもオンラインで面接を行う企業が増えています。
これまで当たり前のように対面で実施されていた説明会や面接などの多くが、オンラインで実施されるようになりました。

コロナが落ち着いた現在でも、リモートワークやオンライン面接などを実施している企業が多いため今後はこういったやり方が主流になるでしょう。

採用時のミスマッチ

→企業側はもっと自社に合ったスキルがあると思っていた、一方で応募者側は思っていた仕事内容・条件ではなかったなど企業と応募者の認識のズレが生じることが増えています。
以下のようなケースが非常に多いです。

・履歴書、職務経歴書に記載の内容だけを鵜呑みにしてしまう
企業の現状や、課題などを伝えていない

双方入社前にメリットしか伝えないと、実際に入社した時に大きなギャップが生じる可能性があります。
採用する側もされる側もなるべくネガティブな情報を開示することは避けたがりますが、合わずに辞めてしまっては意味がないですよね。

ではこういった採用トレンドの変化を考えたときに今やるべきことは何なのか。

変化する採用トレンドの中で特に注目すべき手法を3つほどご紹介します。

●ダイレクトリクルーティング

自社で活躍できそうな人材を企業側が直接アプローチをかける手法。
就職サイトのスカウト機能を利用したアプローチやSNSを通じてメッセージを送るといった手法が一般的です。
SNS型採用ツールとして注目されているWantedlyではスカウトメールの返信率が約20%と他の求人媒体に比べてかなり高い返信率になっておりここから採用に繋がるパターンが多数あります。
また、自社が開催する採用イベントに来た求職者を直接スカウトするケースもあります。

Wantedlyを有効活用できる、ルーチェの運用代行サービスについて

従来の採用手法では大手企業に比べ成果を挙げられなかった、知名度の低い中小企業やベンチャー企業でも、ダイレクトリクルーティングを行うことで自社にマッチした優秀な人材を確保することが可能です。
その一方、応募していない求職者に対して自社の魅力を伝えながら、コミュニケーションを重ねていく必要があるため、採用担当者の高いスキルが求められます。

●採用ミートアップ

いわゆる一般的な企業説明会よりも、砕けたカジュアルな雰囲気で行う採用イベントを、採用ミートアップといいます。
在籍している社員を交えた座談会や、社長が主催するピザパーティーなど交流会のような形式で行われることが多いです。

採用ミートアップは単体で行うというよりもダイレクトリクルーティングやソーシャルリクルーティングと組み合わせ、現時点ではそこまで応募意欲が高くない転職潜在層を確保するのに有効な手段となっています。

ですがその分採用できるまでに手間やコストがかかることはデメリットということも覚えておくとよいでしょう。

●ソーシャルリクルーティング

TwitterやInstagram、TikTokなどのSNSを活用した採用手法で、企業の情報の発信や、SNSで見つけた自社にマッチしそうな人材に直接アプローチできる点が特徴です。
求人サイトや自社の採用サイトだけでは伝えにくい社風や実際の社内の雰囲気を、アピールするのに最適です。

ダイレクトリクルーティングと似ていますが専用のサービスに登録してデータベース上で人材を探すのではなく、SNS経由で人材を探すのがソーシャルリクルーティングです。

こうしてみると、どの手法も従来の求人サイトに掲載し求職者を待つだけでなく、企業側から発信していく採用がトレンドと言えるのではないでしょうか。

まとめ

近年、どの企業も人手不足が深刻な問題となっています。
また採用担当者もそれは同じで一人人事で回している企業も多くあります。
コロナの影響もあり不安定な採用市場の中で自社の魅力を採用担当者がしっかりと把握し、またその魅力をどう打ち出して自社にマッチした人材を確保するか。
新しい手法を取り入れることに抵抗を持つ担当者もいるかとは思いますが変化していくことを常に念頭に置き、それに対応できる採用手法や個々のスキルを上げていけると良いでしょう。