求職者視点で考える、採用広報のポイント
2023.12.01
今回は、求職者に「この会社に入りたい!」と思ってもらうために、企業が準備すべき求職者目線での訴求できるコンテンツについてご紹介いたします。
メンタルが強い人は例外ですが、求職者のほとんどの人は転職活動において不安を抱えています。
まずは、求職者がどんな不安を抱いているのか。ここから、見てみましょう。
1.求職者の不安から考える
求職者が抱える不安として、代表的なのは
【仕事内容の不安】
・どんな仕事なのか?
・仕事についていけるかな?
・ちゃんとサポートしてくれるかな?
【人間関係の不安】
・どんな人がいるのか?
・社員との関係をうまく築けるかな?
・どんなイベントがあるのかな?
といった不安を挙げることができます。これらの不安を解消してもらうためには、以下のようなコンテンツをお勧めします。
①入社1~2年目の社員インタビュー
入社1~2年目の社員インタビュー記事により、入社前後に感じたことやギャップについて本人の体験談として伝えることができます。また、同じ不安を抱えている求職者にとっては、かなり刺さるコンテンツになります。
②各部署ごとの業務内容がわかる記事
各部署ごとの業務内容を詳しく解説するコンテンツはおすすめです。
ただ業務内容を説明するのではなく、例えば、営業なら「自社サービス」をどのような人たちに、どのようにして売って、どのような課題解決に貢献しているのかといった内容を記載することで、より業務に対する理解が深まります。
業務内容を深く理解することで、入社後のイメージにも繋がります。
③社内サポート体制に関する記事
特に未経験での応募を考えている方にとっては、ここが一番不安に感じるところと言ってもいいでしょう。
サポート内容、サポート期間、誰がサポートしてくれるのかと言った内容を記事にすることで、未経験からでも安心してスキルを身につけることができることを伝えてください。
そうすることで、応募へのハードルもグッと抑えることができます。
④社内イベント紹介ブログ
仕事内容の他にも、社員とうまく付き合っていけるかといった不安も珍しくありません。
そのため、社内で定期的に開催しているイベントの様子を発信することで、少しでもこうした不安を払拭できる可能性があります。
2.求職者の応募の決め手を考える
上記内容にて仕事内容の理解度や人間関係の良さ伝えても、それだけで応募を決める人は多くはありません。
次に訴求できるポイントとしては、会社の成長性や理念・価値観、ミッションなどといった会社について知ってもらうコンテンツが重要となります。
特にこれから社会の担い手となるミレニアル世代やZ世代は、会社の待遇などよりも、この会社はどういう価値観を持っているのか、どういうミッションを持って何に貢献しているのかといった、会社運営していく上で根幹になる部分に興味を持つ傾向があります。
なので、会社としての立ち位置を明確にし、今後の展望やMMV(ミッション・ビジョン・バリュー)といった情報を公開することが重要となってきます。
・社風
・成長性
・理念
・価値観
・ミッション
①社風がわかる記事
社風がわかる記事としては、働き方に関して会社としてどこまで理解があるのかなどを記事にしてみるのもいいです。
例えば、リモートワークに対する理解、子育てしている親への理解、女性の社会的立場への理解など
このように会社が理解を示すことで、応募への意欲も高まります。
②代表インタビュー
代表インタビューによる創業ストーリーや今後の展望を伝えましょう。
誰しもが自分が働きたいと思う会社の代表がどんな人なのか気になりますよね。
代表の人柄がわかるようなコンテンツは求職者にとって最も必要なコンテンツになります。ここで、会社としての理念・価値観・ミッションも伝えることで、より会社への理解度が深まります。
③活躍している社員のインタビュー
現在社内で活躍している社員のインタビューもおすすめです。
入社後から活躍している現在までにどのようなことに取り組んできたか、仕事に対する考え方を記載することで、「自分もできるかも知れない」と思ってもらうことが狙いです。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
求職者目線に立ってコンテンツを準備することで、「この会社に入りたい」と思ってもらうことができ、自社が求める人材を獲得しやすくなります。
また、こうしたコンテンツによって内定承諾の決め手となったり、入社後のミスマッチ防止にも繋がります。
インターネット社会により世の中いろんな情報が溢れている中、情報戦で勝ち抜くためには、自ら情報を発信していくことが必要不可欠になってきています。
ぜひ、今回の記事を参考に求職者の興味や関心を高められるコンテンツを、自社で作成してみてください!